黑白小厨房


 夏を乗り越す酸っぱいスープ、黑白小厨房の『太極酸辣濃湯』は如何?

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 鍋に湯を沸かし、鶏ガラスープの素、魚粉、塩、オイスターソース、醤油、米酢、味醂、料理酒、サラダ油を気分で投入。ひと煮立ちさせたら弱火にし、味をみて大体よければすぐに火勢を強めながら水溶き片栗粉でとろみを付け、溶き卵(一個分)をサッと回しかけて火を落とす。菜箸で鍋の中をクルリんと一回り掻いたら用意の丼にだばだばだばだばっと流し込んで出来上がり。このスープ作りは速さが大切。
 暑い日にガフガフ啜り、優しい酸味と辛さでしっかりと汗かいて交感神経を整えよう。

 途中に使う香辛料は白胡椒、黒胡椒(細目)、五香粉(既製品)、山椒、小茴香、アニスシード、ドライガーリック(粉末)。
 彩りに固茹でしたブロッコリー、一味唐辛子、種入り辣油、掌の上でつまんで擂り潰した白胡麻。香付けに微量のごま油。
 今回は練習でチャッチャと作ったが、夜マヒロに出す時は塩茹でした木綿豆腐の細切りとかトマト、木耳などの具材で器の中を賑やかそうか。

 食が細いくせに嫌いなものには手も付けない客(マヒロ)を相手に、黑白小厨房(ウチの台所)の老闆
(カバ男)は苦労している。














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視線惱亂


 混んでる電車で座っていると、目のやり場に困る。

 視線を上げれば向かいのシートに座ってる誰かと目が合って気まずいし、下ばかり見ていると純情なおっさんみたいでイヤだ。中吊り広告だってそうそう長くも見てらんない。地下鉄なんかだと窓の外は常時真っ暗だから、他に見る所もなくて目が泳ぎっぱなし。これなんの罰ゲームだよって感じになってくる。

 通勤ラッシュの山手線なんかでは屡々、座っていてフト顔を上げるとスーツ着た女性が目の前に仁王立ちしていたりする。すると互いの位置関係から厭でもイイ歳したおっさんがオンナの下腹部をガン見するって絵面になるので、恥ずかしすぎていたたまれない。
 夏場になると汗だくのおっさんが散歩中のパグみたいにフウフウ言いながらつり革にブラ下がっていたりもする。すると突然出口に向かってクルッと後ろ向きになり、厭でもその汗ばんだ尻に視線がぶっ刺さって、咄嗟に目え食いしばる。イヤだー!

 なので、昼間の長閑でガラガラな電車が私は好きだ。

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 などとアラレもないことを考えながらつい手が滑ってシャッターを押してしまったこの一枚。
 ははは、三人ともさりげなく直視を避けてるね。






 でも電車さえ降りちまえば・・。

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 目からビーーーーーーーーム!!











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