誰かにお礼
今日も今日とて用もないのに地元を徘徊してました。
いっときの暑さも小緩んだかと思いきや、またぞろ「生命にかかわる危険な暑さ」だの「不要不急の外出は控えて」だのと朝っぱらから形にはまった警告が聞こえてましたっけ。
そんなに言うならいっちょ出かけてやっか。なんてね。
近所の喫茶店でコーヒーなんか啜りながら、センセに言われた通り左の手を握ったり開いたりしてました。その内昼も近づき店内混雑、席を譲って再びカンカン照りの下に迷い出ました。
往く当てもなく大通りをブラブラ歩きながら、週末から連投中の非公開記事『ガバの実射』の最終回、どんな風に進めたら読みやすかろうかなんてボンヤリ考えてたと思います。
喫茶店で冷えた体に外の陽射しが温かく感じられ、焼けた歩道の熱が靴底を通ってじんわり気持ちよかったです。
ブックオフだのTSUTAYAだので通りすがりに体を冷やしつつ往きました。道行く人たちはみな背中に汗をにじませて、つらそうです。
本屋に入ったあたりからかな、なんだか冷房が効きすぎて寒気がするようになってきました。なのに顔は脂あぶら背中は汗だく。ちょっと動悸みたいなもんも感じましたかね。
慌てて日の当たる舗道に出たら、却ってポカポカと気持ちが良かった。
なんでえ、生命にかかわるどころか絶好のお散歩日和じゃんか。
左手はグーパーグーパーの繰り返し。呼吸が速まるほどに調子が上がってまいりました。
バス通り渡ってどっかの会社のガラス張りのビルを通り過ぎようとしました。
不意にサウナに入ったように周りの温度が急上昇、ビルと舗道からの強烈な照り返しが全身を包みます。見渡すかぎり日陰がどこにもない。
呼吸が浅く速くなり、心臓もドキドキ乱れます。
ガラスの中のカバ男、顔が真っ赤に上気して棒立ちです。
マ、マズイ、避難しないと生命にかかわるかも。
と頭では気付いても足が前に出ない。
危険かも・・・。
ふぁ・・・。
虹が見えて意識、飛びました。
どこをどうやってこの公園に辿り着いたのか、記憶ないです。
手には水のボトル。足元には(飲み干した)エナジードリンクの空き缶。
誰かが助けてくれたんでしょうか。
まぁだ心臓がバクバクと・・・。
そんな情況でこの写真を撮りました。
いまさらですが、暑いときゃ日陰選んで歩かないと危ないすね。
どなたさんか存じませんが、お礼申します。
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